Recommended
2017/05/05
ブログ

”やる気スイッチ”危険な押し方してませんか?

こんにちは。

20年以上の演劇人生を経て、今では演劇的手法を使ったワークショップのファシリテーターとして幼児から高校生まで、幅広い子ども達を相手に活動している、えんげきハウス代表石原誠です。

❖「動機付け」が大切なこと

人に何かをして貰いたい時。させたい時。

あなたならどうしますか?

色々なシュチュエーションが考えられますね。

子育てをしている人なら、子どもにお手伝いをお願いしたい。

学校なら教師が生徒に何かの活動をさせたい。

大人でも、上司が部下に仕事をまかせたい。

妻が夫に家事をさせたい。

などなど身近な所にいろいろありますよね・・・

 

今日の話題は『動機付け』です。

Fotolia_79331958_Subscription_Monthly_M

今でもこんな事あるのでしょうか?!

テストで100点をとったらおこずかいをあげる話しや、おこずかいじゃないにしても好きなお菓子を買ってあげるという様な、

望みが達成された時にご褒美をあげるという子育てを聞いた事はありませんか?

逆に◯◯点以上とらなかったら今日のおやつはなしの様な罰を与えるのは聞いた事ないですか?

僕の記憶では何かのアニメでこの様なシーンがあったような気がしますが・・・

これも一つの動機付けですよね。

付加価値をつけて、もしくは罰則を加えて奮起させようという試みなのでしょう。

皆さんはこれ、どう考えますか??

実はこれ“外発的動機付け”と言われるものなんです。逆に“内発的動機付け”と言うのもあります。

例えば、幼い子どもが集中してある物や事柄に興味を示し、握ったり投げたり、時には咥えたりして学習します。

3歳の後半ぐらいからは「これ何??」と沢山聴いてきますよね。

これらは、内発的動機付けによるものです。

我が家では食事前の準備を子供たちがするのですが…そもそもの始まりは、子ども達の方から「お皿持っていくね」「ご飯いれるね」「お箸これだよね」とやり始めたのです。つまり内発的動機付けで子ども達がやり始めたのです。

親としては嬉しくなりますよねぇ。

僕は素直に「ありがとう。嬉しいなぁ」って言ったのを憶えています。でも、もしこの時に嬉しさのあまり「ありがとう。じゃあご褒美に100円あげるね。」みたいな事が起きていたらどうでしょう?!子ども達は次回から100円を貰うために準備をする様になります。内発的動機付けからスタートしたのに、ご褒美を得る事で外発的動機付けが芽生えて、内発的動機付けを弱める結果になるのです。

では、こんなのはどうでしょうか?

「自分からお手伝いしてくれるなんて、偉いねぇ!」褒める行為です。

実はこれも、100円のご褒美と同じ結果になるんですよね。「偉い」と言われたい。称賛を受けたい。褒められたい。という外発的動機付けが芽生え、内

発的動機付けが損なわれてしまうのです。

みなさんは“内発的動機付け”と“外発的動機付け”どちらが好ましいと思います??

❖内発的動機付けを子育てに

それは有能感(「出来るんだ」と思う気持ち)を感じ、達成感や貢献感を得る様に支援する事!!

そうする事で子ども達は自律的になるのです。

子育ての最大の目標は『自立』&『自律』です。それを考えると“内発的動機付け”が望ましいのは言うまでもありませんね。

積極的に取り組もうとする。

やる意欲=“内発的動機付け”を損なわない様にするにはどうすれば良いのか・・・

僕が子ども達にファシリテートする時にも意識するポイントですね。

ご家庭でも、子どものやる気スイッチを押す時は“内発的動機付け”を支援する事をお勧めします。

(ライター:石原誠)
  • salon de mom
  • コラム
  • salon de mom無料メールマガジン登録はこちら